iPhoneアプリ紹介」カテゴリーアーカイブ

iPhoneで英語学習[9] iPhoneで英単語のクロスワードに挑戦、そして撃沈。

久々の英語関連エントリーです。

最近、英語学習に新しい刺激を求めてiPhoneでできるクロスワードパズルに挑戦してみました。とあるESL学習者向けサイトにてオンラインでクロスワードを提供していたのでやってみたところ、なかなかおもしろく、これはぜひiPhoneでやりたいなぁと思ったわけです。しかし、、、結果は全く歯が立たず轟沈。

上記ESLサイトのように英語学習者向けというわけではなく、ネイティブスピーカーたちが唸りながらやるためのものでは歯が立ちようがなかったのでした。語彙レベル的に歯が立たないという側面に加えて、アメリカ人やイギリス人にとっての素養(特に文化/芸術面で)が問われるという側面があるようで、普通の英語学習とは違い、会話をする上で役に立つ文化的な素地を養うトレーニングにはなるかなと思いました。

<おすすめクロスワードアプリ(ただしかなりの難問)>

さて、撃沈したはしたものの、自分自身がある程度解けるレベルに達したら有料版を買ってもいいかなーと思うものがありましたので、ご紹介しておきます。

無料でお試しできたもののうちUI的に一番好き&操作性が高かったものです。日々少しずつ進めてみようと思います。30問無料で入っているので当分は買わずに済むと思います。

itunes_crosswordlight.png
(クリックするとiTunesが開きます)

▼縦画面表示では一番下に問題文(clue)が表示される。
IMG_0225.PNG

▼横画面。問題文が左に表示される。上下にフリックするとスクロールされ、分かりそうな問題を探すことも可能。(全然わからないのばかりっ)

IMG_0231.JPG

▼設定画面。オプションでリアルタイムに間違いをしてくれる機能もある。
IMG_0227.PNG

▼clue一覧表示。
IMG_0232.PNG

▼Hintsをタップすると、このような画面に。Reveal Single Letterで一文字教えてもらいましょう。
IMG_0228.PNG

<易しめのクロスワードアプリ>

itunes_pokepro.png
(クリックするとiTunesが開きます)

あまりの撃沈っぷりにもっと易しいのはないかと探した中で、試してないものにこんなものもありました。こちらは英和辞書アプリにクロスワード機能がついたものです。価格は900円で辞書としては安い方です。それでいてクロスワード機能がついているので、辞書アプリをお持ちでない場合はクロスワード目的で買っても損はない代物ではないでしょうか。

▼クロスワード画面(iTunes store内のスクリーンショットより)
itunes_pokepro2.png

ただし1点だけ注意すべきことがありまして、クロスワードの問題文(clue)が日本語のようです。もとが英英辞書でなく英和辞書なので仕方ありません。というわけで、日本語でクロスワードをやるのと同じように、英語でclueを読み英語で考えるという作業をしたいという方にはおすすめできません。私もそういうクチでしたので、今のところ購入は見合わせ中です。

<その他クロスワードに挑戦したい方は・・・>

iPhoneから離れると、中級英語学習者でもやれそうな英単語のクロスワードパズルは書籍でいくらかあるようです。興味を持たれた方は書籍を買う前に、まずは上記のESLサイトでお試ししてはいかがでしょうか。

わたしとしては10000語レベルくらいをiPhoneでやってみたい。
アルクさんあたりがそういうアプリを企画してくれないかなー。

アプリ”通勤の友”を試してみた

itunes_tsukin.png
(画像をクリックするとiTunesが開きます)

最近act2.comさんからリリースされたアプリ、通勤の友がかゆいところに手が届いてて気持ちいい感じだったのでご紹介します。私の場合は、乗り換え案内アプリを使う煩わしさが解消されました。

<アプリ概要>

通勤の友は、起動すると1画面に

  • 現在時刻(秒まで)
  • 日付
  • 電車時刻(往路の発着時刻)
  • 電車時刻(復路の発着時刻)
  • 天気予報
を表示してくれ、バタバタと慌しい通勤時間にぴったりなアプリという触れ込みです。

<お気に入りポイント>

アプリが実現していること自体はすごくシンプルですが、気に入ったポイントがあったため、最近では珍しくスタメン入りです。それが上記の電車時刻の表示機能でして、なぜこれが重宝するかというと、他の乗り換え案内アプリは一度検索した時刻表を記憶してくれないので、時刻表を見るためにいちいち駅名を入力しなければならないのに対し、「通勤の友」では一度設定した区間の時刻を起動後一発で表示してくれるので行き・帰りと駅名を入れ直さなくてもよいからです。特に、路線が多数入り込む駅を利用していると、駅名の入力→路線の選択→着駅(到着時刻を表示するアプリのみ)と入力を繰り返さなければならないので、これが一気に省力化されることになります。

 参考1:駅探(350円;時刻表のブックマーク機能あり、ただし着時刻表示なし)
 参考2:乗り換え案内(無料;時刻表のブックマーク機能なし、着時刻表示あり)

▼乗り換え案内アプリでの時刻表検索画面
「駅名入力→路線選択→到着駅名選択→時刻表」
と遠い道のり。これを解決してくれる。
IMG_0212.PNGIMG_0213.PNG

IMG_0214.PNGIMG_0215.PNG

最後に気をつけておきたいポイントをひとつだけ。入力するのが”区間”(発駅、着駅)であって、乗り換えの”経路”を事前に指定できないので、乗り換え方法がたくさんある区間の場合、定期券の経路でない経路が出力されて邪魔になるかもしれません。(たとえば、大崎―横浜なんかは、JR、京急、東横線といろいろ出てきます。わたしの通勤経路は乗り換えなしなので、同路線の結果が現在時刻から複数本表示されます。)電車時刻部分をダブルタップすると検索エンジンとして使用されるGoogle TransitがSafariで開くので、経路が不明な場合はそこから確認することになります。

▼大崎~横浜間の場合(複数の経路があるため、表示されている時刻がどの経路のものかGoogle Transitにアクセスしないと確認できない)
IMG_0207.PNGIMG_0208.PNG

▼秋葉原~信濃町の場合(無理やり複数経路が出力されるが、ほとんどがまっとうな総武線一本の時刻が出力される。こうでないと便利とは言えない)
IMG_0211.PNGIMG_0210.PNG

こういうシンプルで動作が軽いアプリは最近少ない気がしますが、3GSのマシンパワーがない3Gユーザーとしてはこういうアプリに大いに期待したいところです。

RSSリーダーお試し中[8] まとめ後編

前回から、RSSリーダー選びの集大成として、選ばれたBylineを中心にして、いかに情報収集と蓄積を行っているかをまとめています。今回は後編で、前回絵に描いた運用方法について、そのポイントをまとめてみました。

まとめてみると、ずいぶん自分自身の整理になりました。RSSリーダー検討はひとまず落ち着いたものの、それをとりまく一連の流れは今後もいろんなツールの登場でブラッシュアップしてされていくことになるだろうというのが、まとめて結果得られた正直な感想です。また、絵に描いたものの書き表しきれていないことが多々あるなぁとも感じました。というわけで、あくまでもas isですが、ご参考になれば幸いです。

(ちなみに、RSS購読している量は、フィード数では60、エントリー数では1日200件くらいです。これくらいを前提にした運用方法だとお考え頂ければと思います。)

▼図を再掲。Instapaperへの流れがRSS flash gからになってますが、WWWからも入ってきます。

eatRSSfeeds.001.jpg

さて、現在の運用は、以下の3点がポイントになっています。

  • Google Readerのスターをつけた記事をBylineによりiPhoneで高速web閲覧
  • ReadItLaterとInstapaperの二刀流で未読管理とweb魚拓を別ツールで運用
  • 共有フラグを付けた記事をRSS flash gからInstapaperに流す。

以下、順番に詳細を見て行きます。

<Google Readerのスターを活用 ー 副次効果も>

過去の記事でご紹介した通り、BylineのwebキャッシュでiPhone 3Gでもストレスなく記事を閲覧するべく、スターを活用し始めました。

肝は、Bylineのwebキャッシュ機能なのですが、意識していなかった副次的な効果もありました。web版であれ、Bylineであれ、タイトルや一部分のみ見て、とりあえず気になったものにスターをつけて後で読むという習慣がついたことで、情報に”粗いフィルタ”を通すようになったことです。フィルタを通し、情報をスクリーニングすることで、より有益な情報にはより多くの時間を割き、その他の記事はより短い時間で処理できるようになりました。ひいてはRSS購読の量を増やすことも可能になりました。

スクリーニングする効果はLifehacking.jpの最近の記事でも触れられていて、スターのチェックを1次フィルタすることで、RSSを高速に処理する様子を紹介したムービーが公開されています。超高速です。タイトルは500件を5分だそうで。

スター入りした後読み終えた記事は、順次スターをはずします。(ためるとBylineが重くなるらしいです)また、おもしろかった記事はInstapaperに送ります。PCで閲覧している場合はブックマークレットでInstapaperへ送ります。Bylineで閲覧している場合は、一度共有フラグをつけて、Instapaper送りはRSS flash gへ任せます。

<未読管理とweb魚拓を別ツールに分離>

Read It Later(以下、RIL)とInstapaper(以下Insta)は、ともに未読管理機能と魚拓機能をもつという意味で共通点の多い2つのサービスですが、RILを未読管理用に、Instaをweb魚拓用に使うことにしました。

もともとatode.ccの「あとで読む」で未読管理と魚拓の両方をごちゃまぜにしてやっていましたが、未読管理がおろそかになったので、なんとかしたいと思っていました。

それぞれの機能を別サービスに分離して、メールマガジンや非RSSの日常的なwebサーフィン(死語?)で見かけた記事を、あとで読む場合→RIL行き、読了しおもしろかった場合→Insta行きにします。

RILに投げた記事は、フィードとしてGoogle Readerに流し込みます。ちなみにフィード出力はいろいろと設定できるようですが、ここではRead/Unreadに関わらずひとつのフィードとして流し込みます。そしてGoogle Reader上で未読管理をします。(Google Readerで既読になっても、RIL上では既読になりませんが、それで良しとしています。)

RILのフィード含め、RSSを消化する過程で面白かった記事は、同様にInstaに流します。

<RSS flash gからInstapaperへ>

RSS経由で入ってきた情報をBylineで読む際は、Bylineから直接Instapaper送りできないので、上記の通り、いったん共有フラグをつけておいて、RSS flash gでInstapaperに送るという流れになっています。

RSS flash gでは、現在のところ、いったんアイテムを開かないとInstapaper送りができません。そのため、どうしてもひと手間かかるので、共有アイテムをPCで開いてInstapaper送りすることが多いのが正直なところです。ただし、既にアナウンスのあった次期バージョン1.7.2ではアイテム一覧画面から直接Instapaper送りできるようになるとのことで、このひと手間も解決されそうです。大いに期待中。

以上のような流れで、面白かったもの、残したいものは必ずInstaに流れるようになってます。一見複雑ですが、それぞれのツールの役割がはっきりしているので迷いなく処理できます。

Twitterからの流れとか、「あとで読む」のこととか、いろいろと書きたいことはあったんですが、これだけでも十分長いお話になってしまったので、あとは特別編?か何か、別エントリで細かい話をあげつらっていきたいと思います。

RSSリーダーお試し中[6] Bylineのwebキャッシュ機能で3Gでも高速閲覧

byline_iTunes2.png
(クリックするとiTunesが起動します)

Bylineのキャッシュ機能を活用し始めて、RSSフィードを処理するスピードが格段に上がりました。BylineにはGoogle Readerの機能の一つであるスター(TwitterでいうFavoriteみたいなもの)を付けるとwebページを内部にキャッシュしてくれる機能があります(設定次第)。web版の元記事を見たいアイテムは片っ端からスターをつけてキャッシュさせることで「記事一覧→部分表示→内蔵ブラウザで表示」という流れを繰り返すの中で都度発生する、webアクセスの待ち時間を排除することに成功しました。

以下、詳しく紹介します。

Bylineには2種類のキャッシュ機能があります。

  • フィードのキャッシュ
  • webのキャッシュ

フィードのキャッシュとは、内部にフィード配信されてきた内容をデフォルトでキャッシュする機能で、私が知る限り全てのiPhone用RSSリーダーネイティブアプリはフィードをキャッシュします。キャッシュしているため、全文配信RSSの場合はそれだけで内容を全て閲覧することができます。よほどでない限り全文配信のRSSからweb版にアクセスする必要は生じず、優秀なRSSリーダーであればさくさく記事の閲覧を進めることができます。

webのキャッシュとは、RSS配信されてきた内容のもととなるwebをキャッシュする機能です。この機能がBylineの真骨頂です。webキャッシュできない他のRSSリーダーでは、web版にアクセスしたい場合はフィードのアイテムから、内蔵ブラウザで開くために3GまたはWifiでネットにアクセスして元記事をダウンロードする必要があります。控えめに見積もっても、3G回線だと、記事のダウンロード時間が閲覧時間の1/3は占めているため、これがRSS消化の邪魔をします。この体感的な待ち時間は部分配信のフィードを多数購読されている方はよくおわかりになると思います。

▼キャッシュの設定
IMG_0172.PNGIMG_0173.PNG

というわけでwebキャッシュ機能を活用して、わたしは全文配信でないフィードはタイトルや部分配信された内容を見て気になれば、すぐにスターをつけてキャッシュさせて、かつ、既読にして次のアイテムに移ります。フォルダ中の未読がなくなるまでその作業を繰り返します。そうすることでフォルダ内に未読を残したままwebにアクセスしなくなり、タイトルだけみて既読にしなかったアイテムのタイトルをまた頭から見直すということがなくなります。さらには、気になった記事はあらかじめキャッシュしてあるのでwebアクセスの時間を気にせず次々に記事をチェックできる、一石二鳥という訳です。

スター入りしたアイテムたちは、のちほど落ち着いて通読し、読み終えたものはスターをはずします。面白かったものやあとで再度読もうと思うものは「共有」をチェックして、別のリーダーである、RSS flash gから読むようにしています。(Bylineでは「共有」アイテムは読めない。)通常のフォルダにもスターフォルダにもアイテムがない状態=未読がない状態となりますが今のところは常に10件程度スターに溜まっている状態が続いている感じで、空いた時間に1, 2件消化するっていうのが流れになっています。

以上のような運用方法でRSSの処理スピードを挙げることができました。盤石の運用方法と感じてます。買って良かったByline。

iPhone 3GSではwebアクセスが高速になり、ここで書いているほどキャッシュの効果を感じないかもしれませんが、iPhone 3Gでもまだまだいけるぞ~という気持ちにさせてくれます。そう言った意味でも、Bylineが大変気に入ってます。

iPhoneでジョギング[4] アプリ編(3) Distance Meter Free

DistanceMeter_iTunes.png
(クリックするとiTunesが起動します)

GPSトラッキングアプリの評価第3弾です。今回はDistance Meterの無料版「Distance Meter Free」を試してみました。

過去の記事
第1弾(RunKeeper Free)
第2弾(iMapMyRun)

<精度面>

今回は無料版の機能制限によりGPSログを保存できなかったため、Garminとのマップ上の比較は無しです。よく調べなかったせいで、走った後に気付きました。。。走行中の距離、速度またはペース表示は可能でしたので、完走後の距離比較のみ下記に示します。

   Garmin Forerunner 305  Distance Meter Free 
距離   3.90km  3.78km

Garminに対する誤差はRun Keeperと同等でした。ちなみに天気は曇りでした。

▼走行中の表示画面
IMG_0163.PNG

<機能面>

上記のような思わぬ機能制限があったので、まず改めて有料版と無料版の機能の違いをiTunesで確認してみました。

有料版は、

  • GPSログのアップロード可能
  • Live Route viewで走行中にGoogle Mapに軌跡を表示可能
  • 消費カロリーを表示可能
  • 広告が表示されない
  • updateを無償で受けられる

ということを差異として謳っています。

▼無料版では、GPSログのサーバーへのアップロードするメニューはあるのですが、こんな風にお断りされてしまいました。
IMG_0166.PNG

▼ちなみにアップロード先のサーバーは独自サービスではなく、2つの既存サービスから選択できるようになっています。ひとつは、TrainingPeaks、もうひとつは、あのMyMapFitness。MyMapFitnessはサーバーが全然応答してくれないから微妙です。有料アプリでもいいからちゃんと応答するようにメンテナンスしてほしいところ。TrainingPeaksについてはサーバーの応答具合は不明なままです。

IMG_0165.PNG

▼設定画面です。GPSログのフィルタリング方法を設定できるようです。今回の結果は、下の画面の設定で走ったものです。気付いたらデフォルトのフィルタOFFから変わってました、変更したっけな?

IMG_0164.PNG

<所感>
感度の善し悪しはマップ上での比較をしていないため、いまいちよくわかりませんが、トータルの距離を見る限りは悪くなさそうです。機能面は、設定項目においては必要最低限で特に可もなく不可もなくでした。ただ、iTunesを見てもどこにも言及されていなかった点として、走行中の画面スリープができないという点がありました。走っている最中、常に液晶のバックライトがついたままだったうえ、画面ロックがないため、STOPボタンにいつでも触れられる状態で走らなければなりませんでした。誤ってロギングを止めてしまいかねないので、これは使い辛いと言わざるを得ないというのが正直な感想です。また、ホームボタンを押すと記録が一発で消えるという挙動は衝撃的です。有料版のiTunesの説明では電話がかかって来ても記録は残ると書いてあるので、有料版だと解決されるのかもしれません。

というわけで、無料版はあまり利用価値は感じられず、また、有料版を買ってもいいものかいまいちは判断材料がそろわないアプリでした。

ここまでで、3つ試してみたところ、無料版ではRunKeeperが最も優れているように思えます。まだ他にも無料のものがあれば試してみることにします。(Garminを持っているので有料版を試そうという気にはなれませぬ。。)

以上